Q40.再発乳がんの治療の効果はどのように調べるのでしょうか。

【A】CT,MRI,単純X線写真などの画像検査で確認された転移病巣(びょうそう)の大きさを測定し,定期的に同じ画像検査を繰り返します。前回の病巣の大きさと比較することで薬剤や放射線の効果が判定できます。腫瘍マーカーは画像検査の補足として用いられます。

解説

まず,画像検査で転移病巣(肝転移,肺転移,リンパ節転移,脳転移など)の長径(病巣の最も長いところの長さ)を測定します。

治療開始からおおむね2~6カ月ごと(3~4カ月ごとが多い)に同じ検査を繰り返し,同じ病巣を比較します。病巣が小さくなっていたり,変化がなければ同じ治療を続け,明らかに大きくなっていたり,新たな転移巣が出現した場合は,その治療を中止したり新たな治療に変更することが一般的です。画像検査による判定が最優先で,腫瘍マーカーの推移による病状の判定はあくまで画像検査の補足となります。

一方で,骨転移や胸膜(きょうまく)転移,腹膜転移は良くなっているか悪くなっているかの判断が難しい場合が多いです。この場合は腫瘍マーカーの推移や患者さんの症状が改善しているか,などを参考とします。

最近普及してきたPETあるいはPET-CTは再発・転移病巣を写し出すには大変優れた検査機器ですが,治療効果の判定に使用できるかということについては現在検討がなされている最中で,標準的な検査ではありません。治療効果の判定にPETを使用するかどうかは担当医とよく相談してください。

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