質問集

質 問 集

1.検診について 10.分子標的治療薬について
2.病院について(病院選び,セカンドオピニオンなど) 11.ホルモン療法について
3.臨床試験,治験について 12.ウィッグについて
4.治療全般について 13.心のケアについて
5.リンパ浮腫について 14.毎日の生活について(食生活,健康食品)
6.乳房再建について 15.痛みについて
7.放射線療法について 16.経済的問題について
8.再発・転移について 17.妊娠,出産について
9.抗がん剤治療(化学療法)について

1.検診について


Q. MRIやPET-CTによる乳がん検診について教えてください。→Q6参照

Q. マンモグラフィと超音波,それぞれの検査の長所と短所を教えてください。→Q6Q7参照

2.病院について(病院選び,セカンドオピニオンなど)


Q. 乳がんと診断された病院で告知の直後,手術の予約までしてしまいましたが,帰宅後に別の病院で治療をしたいと思うようになりました。病院を変わるにはどうしたらよいでしょうか。

担当医に意思表示をすれば他院への紹介はしてもらえます。その前にセカンドオピニオンを聞くのも一つの方法です。Q1011参照

Q. セカンドオピニオンをとりたいのですが,担当医が優しい方なので申し訳ない気持ちがしてセカンドオピニオンの希望をいい出せません。どのように切り出せばよいでしょうか。→Q1011参照

Q. セカンドオピニオンをいい出すと先生の御機嫌を損ねるようでいい出せません。黙って別の病院を受診しても大丈夫でしょうか。

紹介状がなければセカンドオピニオンは受けられません。また,黙って別の病院に行くと,すでに受けている同じ検査をまた受けることになります。可能であれば紹介状を書いてもらってください。Q1011参照

Q. 手術後の薬物治療中ですが,担当医と信頼関係が築けません。病院を変わるには,どうすればいいですか。→Q101158参照

Q. 乳がん治療をしている医療機関とは別の医療機関で乳房再建することは可能ですか。

通常は可能と思われます。担当医にご相談ください。

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3.臨床試験,治験について


Q. 新薬はどのような過程を経て認可されるのでしょうか。 →Q1213参照

Q. 臨床試験に参加するようにいわれましたが,これは私が実験台にされるということでしょうか。気が進みませんが,断ったら先生に嫌われそうで悩んでいます。

臨床試験の意義をよくご理解いただいたうえでご判断ください。断っても患者さんが不利益を被ることはありません。 →Q1213参照

Q. 臨床試験と治験の違い,その期待される効果はどのようなものですか。 →Q13参照

Q. 使える抗がん剤がないといわれました。治験に参加したいのですが,どうやって探せばよいですか。

国立がん研究センターのホームページhttp://ganjoho.jp/public/dia_tre/clinical_trial/ct_menu.htmlなどで検索できます。担当医にもご相談ください。

Q. 再発患者です。臨床試験に参加してくださいと担当医からいわれましたが,これは治りそうにないからいわれたのかと気になっています。

臨床試験は必ずしも治らない患者さんだけを対象にしているわけではありません。Q1213参照

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4.治療全般について


Q. 手術前に受ける抗がん剤治療にはどんな意味があるのですか。先に手術しなくても大丈夫なのですか。 →Q17参照

Q. 乳がん診断後,これからどんな治療を受けていくのですか。 →Q14参照

Q. 治療中も仕事は続けられますか。

通常仕事を継続することは可能なことが多いですが,お仕事の内容にもよると思われますので,担当医にご相談ください。 →Q57参照

Q. トリプルネガティブ乳がんの治療はどのように進めればよいのでしょうか。

手術や放射線療法の考え方は他のタイプの乳がんと同じです。ただ,薬物療法としては,抗がん剤しか効果が期待できません。 Q354546参照

Q. 温存手術を受けました。今後は,どれくらいの期間で,どんな検査を受けるのですか。 →Q36参照

Q. 術後の検査について教えてください。 →Q36参照

Q. 患者の家族ですが,病院で標準治療の抗がん剤治療をすると説明がありました。家族としては一番良い治療を受けさせてあげたいと思い,大きい病院なら最先端の治療を受けられると期待していただけにがっかりです。一番進んだ抗がん剤治療を受けさせるには,無理をしてでも東京など大都市まで行かなくてはいけないのでしょうか。

標準治療は現在最もよいと考えられる治療です。Q12参照

Q. ペプチドワクチンなどがんワクチンについて教えてください。ペプチドワクチンは乳がんにも効果はあるのですか。→Q64参照

Q. 化学療法と代替療法の併用は有効ですか。→Q64参照

Q. 免疫療法について教えてください。 →Q64参照

Q. 先日,テレビで,時間治療について話されていました。薬がよく効く時間帯に薬を服用するという治療ですが,乳がんの治療にも当てはまりますか。

現在のところ,乳がんではこのようなことは証明されていません。

Q. 遺伝子検査は,誰でも受けることができますか。

遺伝子検査と一口にいってもさまざまな種類,目的があります。遺伝性乳がんの遺伝子検査であれば,誰でも受けられます。ただ,検査費用が高いことと,受けることが望ましい人とそうでない人がいます。 →Q5-15-3参照

Q. 家族性乳がんと遺伝性乳がんとの違いを教えてください。

家族性乳がんと遺伝性乳がんはかなり重なりますが,イコールではありません。ご家族に乳がんの方がいなくても遺伝性であることもあります。 Q5-1参照

Q. 乳がん患者の家族は乳がんになる確率が高いですか。 →Q5-2参照

Q. 乳がんになった母親の娘は若いときから乳がん検診を受けさせるほうが良いですか。具体的には何歳くらいからですか。

血縁者に乳がんの方がお一人だけで,その方の乳がん発症年齢が40歳以上であれば,通常その方の血縁者の乳がん検診開始年齢は40歳でよいと思われます。

Q. 20代で乳がんと診断されました。母も乳がんです。子どもの遺伝性乳がんを心配していますが,女児だけではなく男児にも影響(男性乳がんなど)しますか。

男性でBRCA遺伝子の異常を有していると,乳がんにかかるリスクが他の男性よりも高いですが,生涯の乳がん発症リスクは6%程度です。 →Q5-1参照

Q. Oncotype(オンコタイプ) DX(ディーエックス)でどんなことがわかりますか。 →Q27参照

Q. 自分に適した治療を受けるために(治療の個別化),遺伝子検査を行うことは有用ですか。 →Q27参照

Q. Ki67について教えてください。 →Q27参照

Q. 葉状腫瘍に対する治療について教えてください。 →Q7参照

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5. リンパ浮腫について


Q. センチネルリンパ節生検を受けたのですが,浮腫に気をつけなければなりませんか。

通常,センチネルリンパ節生検のみで浮腫はほとんど起こりません。気にしすぎる必要はありませんが,だるさやむくみを感じたときは担当医に相談しましょう。 →Q2122参照

Q. リンパ節郭清後も,赤ちゃんは抱っこできますか,テニスやゴルフ,ボーリングなどの運動をしても大丈夫ですか。

大丈夫です。ただし,手術した側の腕や手にだるさやむくみを感じたときは,早めに腕を休ませるようにし,元に戻らないときは担当医に相談しましょう。

Q. リンパ節郭清後,わきの永久脱毛を受けても問題ないですか。

特に問題はありません。

Q. リンパ浮腫について気をつけることを教えてください。 →Q22参照

Q. 妻が抗がん剤治療中です。リンパ節の郭清も受けています。日常生活でどのような支援が必要ですか。

抗がん剤治療中の注意点は Q47, 57を参照。特に気をつけるべきことは,風邪やインフルエンザに罹(かか)らないことです。感染に対する抵抗力が落ちていますので肺炎を起こす危険性が高いです。人混みは避けましょう。リンパ節郭清後の後遺症で最も気をつけるべきことはリンパ浮腫です。重たいものを持ってあげたり,手にけがをしそうな作業は代わってあげてください。リンパ浮腫については Q22, 57参照。

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6.乳房再建について


Q. 乳房の再建をするときの費用はどのくらいかかりますか。保険適用になるのはどんな場合ですか。 →Q24参照

Q. 乳房再建の方法にはいくつかあると聞きました。何を目安に選択したらよいのですか。

乳房再建にはいくつかの方法があり,それぞれ利点・欠点があります。形成外科専門医とよく相談して,ご自身の最も納得のいく方法を選んでください。 →Q24参照

Q. 乳がんの手術後,乳房再建はどのタイミングですればよいのでしょうか。

乳房再建手術は基本的にはいつでもできますが,その方法によって最適なタイミングもあり得ます。 →Q2432参照

Q. 人工乳房(インプラント)挿入後に放射線療法を受けます。副作用やインプラントへの影響はないのでしょうか。

 放射線療法を行うことによるインプラント自体への影響はありませんが,放射線の副作用として被膜拘縮(ひまくこうしゅく)(インプラントの周りが硬くなること)が起こったり,感染のリスクが高まったりします。

Q. 人工乳房(インプラント)は,永久的に取り替える必要はないのですか。

シリコンインプラントは半永久的ではなく,将来的には破損や合併症(被膜拘縮,胸の痛み),美容の問題(左右差,しわなど)で入れ替えが必要になることがあります。再建手術後も破損や変形がないかを調べるため,手術を受けた病院への定期的な受診をお勧めします。

Q. 乳房再建後の日常生活で,気をつけることはありますか。

エキスパンダー(Q24参照)を入れている場合,通常MRI検査はできません。そのほかには,車に乗るときに,シートベルトがインプラントやエキスパンダーに直接当たらないような工夫が必要です。

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7.放射線療法について


Q. 乳房温存手術後の放射線療法を受けました。今後,放射線を受けた乳房に乳房切除が必要となった場合,インプラントでの乳房再建は可能でしょうか。

すでに放射線療法を受けている場合,皮膚が硬くなっており,インプラントでの再建では一般的にきれいな乳房になりません。Q24参照

Q. 通院先での治療は短期照射と説明がありました。通常の照射法に比べ,からだへの負担はないのでしょうか。

通常,からだへの負担は短期照射でも変わりません。 →Q31参照

Q. 放射線療法を受けるための注意点を教えてください。 →Q2933参照

Q. 重粒子線(じゅうりゅうしせん)および陽子線治療(ようしせんちりょう)について教えてください。 →Q29参照

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8.再発・転移について


Q. 再発・転移をしたら,完治は望めないのですか。

局所再発のみの場合は,治療で治癒する可能性がありますが,遠隔転移の場合は,残念ながら治癒は難しいのが現状です。 →Q3942参照

Q. 再発したときは大変ショックを受けると思いますが,そのときの心構えを教えてください。 →Q4153参照

Q. 再発・転移のみつけ方を教えてください。 →Q36,38参照

Q. 再発時の各部位の自覚症状について教えてください。 →Q384344参照

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9.抗がん剤治療(化学療法)について


Q. 術後の抗がん剤治療は,どのような場合にするのですか。 →Q3545参照

Q. 抗がん剤治療の内容は,どのようにして決められるのですか。

治癒を目指す初期治療と再発・転移乳がんでの治療とは内容と考え方が異なります。 →Q35394546参照

Q. 抗がん剤は死期を早めるという本を読みましたが,本当ですか。

抗がん剤は正しく使うと,治癒率向上ならびに延命効果があることが証明されています。

Q. 手術の後,抗がん剤治療をするようにいわれましたが,ほかのところが悪くなるのではないかと思い,拒否をして受けませんでした。手術から2年近くたちましたが,最近では再発のことがとても怖く,抗がん剤治療を受ければ良かったと思うようになりました。今から受けても効果はありますか。

この点についてはよくわかっていませんが,再発予防目的で行われる抗がん剤治療は,手術から長い時間がたった後に行った場合,効果はほとんどないと考えられており,実際には手術から2年たった後に抗がん剤治療を行うことはまずありません。

Q. 妻が抗がん剤治療中です。リンパ節の郭清も受けています。日常生活でどのような支援が必要ですか。

抗がん剤治療中の注意点はQ47, 57を参照。特に気をつけるべきことは,風邪やインフルエンザに罹(かか)らないことです。感染に対する抵抗力が落ちていますので肺炎を起こす危険性が高いです。人混みは避けましょう。リンパ節郭清後の後遺症で最も気をつけるべきことはリンパ浮腫です。重たいものを持ってあげたり,手にけがをしそうな作業は代わってあげてください。リンパ浮腫については Q22, 57参照。

Q. 抗がん剤治療の副作用(足のしびれ感など)はいつまで続きますか。 →Q47参照

Q. タキサン系抗がん剤の副作用による手足のしびれ,ピリピリ感が(治療後も)続いています。どうすればよいでしょうか。 →Q47参照

Q. 抗がん剤の副作用が少ない(脱毛が少ない,吐き気がないなど)のは抗がん剤の効き目が低いのですか。

抗がん剤の副作用と効果の関係は,再発予防目的の抗がん剤治療では,白血球減少の程度とその効果との関連はありそうですが,その他の副作用と効果の関係はおそらくないと考えられています。

Q. 抗がん剤の副作用の吐き気を予防する方法はありますか。

最近は吐き気止めの薬の進歩で,抗がん剤治療時に吐き気で悩まされることはかなり少なくなりました。Q47参照

Q. 抗がん剤治療を受けると必ず脱毛するのでしょうか。髪の毛だけではなくまゆ毛やまつ毛も抜けますか。抗がん剤治療が終わって,どれくらいで髪の毛は生えてきますか。

用いる抗がん剤の種類により,起こる脱毛の頻度や程度はかなり違います。ただ,再発予防目的で使われる抗がん剤は,通常かなり強い脱毛を引き起こします。脱毛が起こっても,化学療法終了から1~2カ月で髪の毛は生え始めます。 Q4748参照

Q. アルコールにとても弱い体質です。タキサン系薬剤は溶剤にアルコールを用いていると聞きましたが,私でも使用できますか。 →Q4647参照

Q. タキサン系の抗がん剤治療を受けた日は,飲酒運転になるので車の運転はしてはいけないというのは本当ですか。交通が不便で自身で車を運転して治療に通うしかないのですが。

アルコールを含む点滴の場合,点滴後しばらく病院で休んでから帰っていただくこともあります。また,薬剤によってはアルコール抜きでできるものもあります。Q47参照

Q. 外来化学療法を受けるときの注意点を教えてください。 →Q47参照

Q. 腕の血管が細いので薬物投与のためのCVポートを勧められました。埋め込み手術はどのようなものですか。また,CVポートのメリット,デメリットについて教えてください。 →Q45参照

Q. 虫歯や歯周病があると抗がん剤治療は受けられないのでしょうか。

抗がん剤治療中に虫歯や歯周病が悪化することがあります。できれば,抗がん剤治療開始前に,これらの治療を受けることをお勧めします。ただし,個々の患者さんで違いがありますので,担当医にご相談ください。

Q. 手足を冷やすフローズン(アイス)グローブで,抗がん剤治療の副作用である爪・皮膚障害を防ぐことができますか。

フローズングローブで爪・皮膚障害をある程度軽減できます。抗がん剤治療中の爪のお手入れについては Q48参照。

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10.分子標的治療薬について


Q. 新しい治療薬で分子標的治療薬というものがあると聞きましたが,これまでの抗がん剤とどんなところが違うのですか。 →Q49参照

Q. 私は,病理結果がHER2陽性だったので,術後の治療としてハーセプチンは1年間(3週間に1回×18回)しました。最近インターネットで,術後のハーセプチンは2年が有効で,2年しているという方をみかけました。2年が有効と聞くと,1年で終わったことが不安になるのですが,1年と2年の違いがわかっているのであれば,教えてください。

術後トラスツズマブ(商品名 ハーセプチン)治療の期間を1年と2年で比較した臨床試験の結果が報告され,どちらもその効果は同じでした。

Q. 再発しましたが,抗がん剤治療は終わりハーセプチンだけになっています。これはずっと続きますか。

再発・転移HER2陽性乳がんの患者さんの場合,トラスツズマブ(商品名 ハーセプチン)を使い続けるほうが長生きできると考えられています。

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11.  ホルモン療法について


Q. ホルモン療法後(術後5年服用)に再発した場合,もうホルモン療法は受けられないのですか。

ホルモン療法後の再発でも多くの場合,再度ホルモン療法を受けることができます。 →Q5051参照

Q. 患者さんによってLH-RHアゴニスト製剤の術後の投与年数が違うのはなぜですか。

LH-RHアゴニストの最適な投与期間は2~5年というところまでしかわかっていません。 Q5051参照

Q. ホルモン療法中,シワやシミが増えてきました。コラーゲンやプラセンタなどの美容系サプリメントを取っても治療に影響はないですか。

通常のサプリメントは問題ないと思います。ただ,プラセンタについては成分がよくわからずコメントできません。

Q. ホルモン療法を受けると太りやすくなると聞きました。本当ですか。

酢酸メドロキシプロゲステロン(商品名 ヒスロンH)ではその副作用で通常太りますが,その他のホルモン剤では通常太ることはありません。ただ,体質,閉経,生活習慣の変化などによりその他のホルモン剤で太る方もわずかにいらっしゃるようです。

Q. ホルモン療法における骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防法を教えてください。 →Q52参照

Q. アロマターゼ阻害薬は5年より10年飲み続けるほうが再発率も下がるのですか。

このことについては現在(2016年4月末時点)世界的に臨床試験で調べられているところで,その答えはまだありません。

Q. ホルモン剤は5年間服用すればよいと聞いていましたが,最近10年間服用したほうがよいという話も聞きます。担当医には5年でよいでしょうといわれていますが,再発のことが心配です。

状況によってはさらに5年間服用し,計10年間使用する場合もあります。Q51参照

Q. 術後治療でホルモン剤を5年間服用し,終了しました。最近,あと5年間の追加が有効であるという試験結果が出たと聞きましたが,またホルモン療法を再開したほうがよいのでしょうか。

タモキシフェンでの検討結果で5年内服よりも10年内服のほうが,再発を少し減らしたという報告が最近出されました。アロマターゼ阻害薬を5年以上内服する意味があるかどうかについてはまだわかっていませんが,閉経後の方で,タモキシフェン5年間内服後にアロマターゼ阻害薬を服用することはさらに再発を減らす効果があることがわかっています。 →Q51参照
また,ホルモン療法を受けていて終了し,しばらく間があいた後にホルモン療法を再開しても,再発予防効果があることも知られています。その場合の効果の大きさはさまざまですから,担当医と相談されることをお勧めします。

Q. ホルモン剤の副作用に子宮体がんのリスクが高くなるとありましたが,大丈夫なのでしょうか。

閉経後の方がタモキシフェンを服用した場合に子宮体がんのリスクが上昇しますが,閉経前の方ではリスクはほとんど上昇しません。Q52参照

Q. LH-RHアゴニスト製剤の投与終了後,どのくらいで生理が再開しますか。また,生理が再び始まることで再発のリスクが高まる心配はありませんか。

LH-RHアゴニスト製剤終了後,生理が再開するかどうか,またどのくらいで復活するかはその他の治療内容による影響や個人差が非常に大きく,正確な予測はできません。ただ,治療終了後の年齢が若いほど生理が再開する可能性は高いです。また,LH-RHアゴニスト製剤終了後に生理が再開することが乳がんの再発リスクに及ぼす影響はないであろうと考えられています。

Q. アロマターゼ阻害薬の関節痛を緩和する治療はないのでしょうか。

鎮痛薬使用やホルモン剤の変更で対処しています。 →Q52参照

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12.ウィッグについて


Q. 医療用ウィッグと一般のウィッグはどこが違うのでしょうか。 →Q48参照

Q. ウィッグが取れるくらいまでに髪の毛が伸びるのには,どれくらいの期間がかかりますか。

個人差はありますが,化学療法が終了して1カ月程度で髪は生え始め,その後,半年から1年ほどでウィッグが取れるショートスタイルくらいまで伸びる人が多いようです。 →Q48参照

Q. ウィッグは,いつまでに,何個くらい用意すればいいですか。また,ウィッグのお手入れ方法を教えてください。

ウィッグは,抗がん剤治療開始前に準備すると安心ですが,脱毛が始まってから用意することもできます。その日から使える既製品から,できあがるまでに1カ月以上かかるオーダーメイドのものまであります。基本的に1個で構いませんが,用途に合わせて複数もっている人もいます。お手入れ方法は,毛質によっても異なりますので,購入時に担当者に聞いてください。 →Q48参照

Q. 乳がん治療中に購入したウィッグやマスクは医療費控除の対象になりますか。

残念ですが,通常,ウィッグやマスクは医療費控除の対象とはなりません。Q63-2参照

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13.心のケアについて


Q. 乳がんのことを,家族(子ども)にどう伝えればいいですか。 →Q56参照

Q. ホルモン治療中です。2年目の検診前でまだドキドキしています。毎日が不安です。乳がんと向き合って生活する方法が知りたいです。 →Q53参照

Q. 乳がん発症から6年が過ぎました。再発という言葉がいつも心配です。どうしたら強くなれるでしょうか。 →Q53参照

Q. 毎日一人になると不安との戦いです。今のところ検査結果は落ち着いているのに,ちょっとでも体調が悪いと,再発? 転移? と不安になり落ち込みます。早く立ち直る方法がありましたら知りたいです。 →Q53参照

Q. うつ状態といわれ,外科の担当医から精神科の受診を勧められましたが,抵抗があります。受診するべきでしょうか。

精神科の医師に診てもらうのも一つの方法ですが,精神腫瘍科や心療内科の医師に相談されるのもよいと思います。 →Q53参照

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14.毎日の生活について(食生活,健康食品)


Q. 健康食品は効果がありますか。

健康増進の意味はあると思いますが,がんに対する直接の効果はありません。Q64参照

Q. 白血球が下がっているときに野菜や果物を生のまま摂取しても大丈夫ですか。

問題ないと思われます。

Q. 抗がん剤治療中の食事について気をつけることはありますか。避けたほうがよい食べ物などはありますか。抗がん剤治療中ですが,サプリメントを取ってもよいですか。  →Q64参照

Q. 再発予防に有効な食品はありますか。  →Q54参照

Q. 再発・転移をしないための生活の仕方が知りたいです。  →Q5455参照

Q. 抗がん剤治療中はグレープフルーツは食べてはいけないと聞きましたが,本当ですか。

グレープフルーツはエベロリムス(商品名 アフィニトール)使用中と抗HER2療法で用いるラパチニブ(商品名 タイケルブ)使用中には食べてはいけませんが,乳がん治療に用いられる抗がん剤(化学療法薬)の治療中に食べることは問題ありません。

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15.痛みについて


Q. 乳房切除後疼痛(とうつう)症候群について教えてください。 →Q22参照

Q. どこまで我慢するべき痛みなのか,どれくらいの痛みがあったら先生にいうのか,痛み止めを飲んでよい痛みなのかそうでないのか,タイミングがわかりません。痛みの限度を教えてください。

痛みについては,我慢する必要はありません。Q6162参照

Q. 妹が末期の乳がんだといわれました。いろいろなところに転移しているそうです。痛みもあり,鎮痛薬をもらっているのですが,ちゃんと飲んでいないようです。中毒になるのが怖いらしいのですが,どうすればよいでしょうか。

痛みはできるだけ取り除いたほうがよいと思われます。現在使用している医療用麻薬で中毒になることはありません。 →Q6162参照

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16.経済的問題について


Q. 保険会社には,いつ連絡するのがよいでしょうか。がんと確定されたときですか? 手術が終わったときですか?

基本的にはどちらでもよいはずですが,加入されている保険会社にお聞きいただくのがよいと思います。

Q. 治療費(手術費用)はどのくらいかかりますか。  →Q1663参照

Q. 高額医療の支援制度について知りたいです。 →Q63-1参照

Q. 利用できる制度などは,どこで教えてもらえますか。 →Q63参照

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17.妊娠,出産について


Q. 乳がんと診断されたら,もう妊娠は望めないのですか。

妊娠の可能性は状況によりさまざまですが,あなたが閉経前であれば可能性はあります。 →Q67参照

Q. 乳がん治療後,どれくらいの期間がたてば妊娠を考えてもいいのですか。また,胎児への影響はありますか。 →Q67参照

Q. 将来,妊娠・出産を希望しています。卵子凍結や受精卵凍結について教えてください。 →Q67参照

Q. 乳がんになった後は,出産しても授乳をしてはいけないのですか(子への影響,自身のからだへの影響の両面で)。

薬を使っていない状態であれば授乳しても問題はありません。

Q. 乳房温存手術でも,授乳はできなくなるのですか。

乳房温存手術後に放射線を当てた場合,その乳房から乳汁はほとんど出ず,授乳はほとんどできないことが知られていますが,反対側の乳房からの授乳は可能です。

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